床ずれ防止用具・体位変換器の導入時期と、製品の選択には慎重である必要がある。
床ずれ防止用具のマットレスの体圧分散効果は、寝返りなどのベッド上の動きに対する反力を吸収し動きにくくしてしまうことになるからである。自力での寝返りができない状態になってから、体圧分散効果の高いエアーマットを選択することがふさわしい。
体位変換器については、寝ている面を交互に傾けるクッション、また、あらかじめ摩擦の少ないシートをシーツや体の下に敷きこんでおいてシーツやシートを引くことにより体位を変えるものなどがある。


Point 1: 多少でも残存能力があり、自力で体位変換できる方…。

第一の目的を残存能力の保持においた上で、動きやすい、端座位がとりやすい用具を選ぶ。(例:薄型ウレタンマット すくっと等)。


Point 2: ベッド上で自力で体位変換ができない方…。

床ずれ防止を第一の目的において、圧力分散能力が高い用具を選ぶ。(例:波動式エアマット アクティ等)


Point 3: 自立促進・早期リハビリする方…。

看護・介護環境に合わせた、ギャッチアップ対応機能付、圧力分散能力が高い用具を選ぶ。(例:ギャッチアップ対応機能付 波動式エアマット プライムレボ等)


Point 4: 骨突出・下肢の拘縮が強い方。褥瘡ステージⅢ以上の方…。

エアーセルの厚さが15cm以上ある厚型で圧力分散能力の高い用具を選ぶ。(例:15cm以上ある波動式エアマット ビッグセル等)


Point 5: 全然体動できず、原疾患のために動かせない方…。

マットの厚さが15cm以上ある圧力分散能力が高く安定感がある用具を選ぶ。(例:15cm以上ある波動式エアマット クレイド等)